フランスの「エシレ」のマドレーヌとフィナンシェ

横浜の高島屋にあるエシレバター専門店「エシレ・パティスリーオブール」でマドレーヌとフィナンシェを買いました。普段は行列が出来ているそうですが、完売している商品もありましたが、マドレーヌとフィナンシェはまだ売り切れてなく、並ばずに購入が出来ました。

焼き色が強く、意外と大きなサイズでしっかりとした感じがします。

まずはマドレーヌからいただきます。一口食べるとバターとレモンの風味が口の中に広がります。マドレーヌ本来の素朴な味ですが、材料の質の良さが分かります。カロリーを気にせず、パクパクと食べたくなるような美味しさです。

次にフィナンシェをいただきます。見た目は焼き型が違うだけで、マドレーヌのような焼き加減で同じように見えます。ところが食べてみるとすぐに違いが分かりました。フィナンシェの方がさらにリッチで焦がしバターとアーモンドの香りが力強い味わいです。

エシレバターはフランス中西部のエシレ村で生産される発酵バターで、1894年の創業以来、伝統を守り作られているそうです。

バターの原料として使われるのは半径30ｋｍ以内の酪農家の牛だけで、一頭当たりの最低限の牧草地が決められるなど、乳牛の育成にも細かな約束事があり守っているそうです。

そして昔ながらの木製の撹拌機を使うことで、ステンレス製とは違い口あたりの柔らかで滑らかな食感を生み出しているそうです。

昔は当たり前だったように、素材を大切にして人の手をかけてきちんと作るシンプルなものこそ、飽きがこなくて長く人から愛されるのだと思いました。ぜひこれからも美味しいバターを作り続けてほしいです。

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